郷ひろみの本名「原武裕美」の謎|芸名誕生の秘話と家族の真実を追う
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日本中の誰もが知るトップアイドルの本名は、原武 裕美(はらたけ ひろみ)です。芸名である「郷ひろみ」があまりに世の中に浸透しているため、「郷」が本名だと誤解していた読者も少なくありませんが、戸籍上の本名はまったく異なる重厚な響きを持っています。
まず注目すべきは名字の「原武」です。日本の名字検索データベースや家系調査資料によると、「原武」姓は全国でおよそ数千人規模しか存在しない比較的珍しい名字で、その多くが九州地方、とりわけ福岡県や熊本県、宮崎県に集中しています。郷ひろみ自身、福岡県三潴郡大木町(旧南関村)の生まれであり、彼の父系ルーツが確かに九州の歴史と深く結びついている事実を物語っています。
そしてファンの間でもたびたび話題になるのが、名前の「裕美」という漢字表記です。現代では男性にも中性的な名前が増えていますが、彼が誕生した1955年(昭和30年)当時、「裕美」という漢字の組み合わせは圧倒的に女性に付けられるケースが多く見られました。当時の手記や過去のインタビューによれば、幼少期や学生時代の健康診断・学校の点呼では、名前を見た担当者から「女の子」と勘違いされるハプニングが日常茶飯事だったと本人が笑顔で述懐しています。
「裕美」という名には、「心が豊かで、美しい人間であってほしい」という両親の切なる願いが込められていました。からかわれることもあった中性的な名前は、後に彼が芸能界へ足を踏み入れた際、男性的な力強さと中性的な華やかさを併せ持つ「稀代の美少年アイドル」としてのアイデンティティを確立する大きな武器へと変わっていったのです。