尊敬語と謙譲語の違いとは?主語で見分ける簡単敬語術とメール例文
尊敬語と謙譲語の違いとは?主語で見分ける簡単敬語術とメール例文についての疑問解決ガイドをご紹介します。
文化庁の「敬語の指針」では、謙譲語が「謙譲語Ⅰ(相手を立てるへりくだり)」と「謙譲語Ⅱ=丁重語(聞き手に対する改まった表現)」の2種類に分類されています。この違いを理解すると、言葉のニュアンスをより精緻にコントロールできるようになります。
例えば、「行く」という動詞を比較してみましょう。
- 謙譲語Ⅰ(伺う):「明日、貴社へ伺います」のように、向かう先(取引先など)を高める表現。
- 謙譲語Ⅱ(参る):「明日、東京駅へ参ります」のように、向かう場所に敬意の対象がなくても、聞き手に対して自分の行動を改まって伝える表現。
同様に、「言う」の謙譲表現である「申し上げる(Ⅰ)」は相手に対する行為であり、「申す(Ⅱ)」は「田中と申します」のように単に自分の名乗りを丁重に伝える表現です。日常会話で「明日そちらに参ります」と言うのも間違いではありませんが、相手への敬意をより明確に届けるなら「伺います」を選択するのがベストです。