鼻のできものが痛い・治らない正体は?めんちょうや粉瘤の危険度を検証
鼻のできものが痛い・治らない正体は?めんちょうや粉瘤の危険度を検証とはどのようなものなのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
Q1:鼻の毛嚢炎に効く市販薬はありますか?抗生物質配合軟膏の選び方は?
A1:毛包炎や軽度のめんちょうの初期であれば、薬局で購入可能な化膿性皮膚疾患用薬(抗生物質配合軟膏)が選択肢に入ります。代表的な成分として、グラム陽性菌に有効なバシトラシンやフラジオマイシン硫酸塩(ドルマイシン軟膏など)、オキシテトラサイクリン塩酸塩(テラマイシン軟膏など)が挙げられます。ただし、ステロイド(ヒドロコルチゾンやベタメタゾン等)が配合された軟膏は、細菌の増殖を助長する恐れがあるため、化膿部位には自己判断で使用しないでください。外用後2〜3日経っても痛みが引かない場合は速やかに皮膚科を受診してください。
Q2:鼻の穴の中にできたしこりは、皮膚科と耳鼻咽喉科のどちらに行くべきですか?
A2:鼻毛が生えている前庭部からさらに奥の粘膜領域にできたしこりは、耳鼻咽喉科を受診するのが鉄則です。鼻腔深部は専門の鼻鏡や内視鏡(ファイバースコープ)を用いなければ正確な視診・組織採取ができません。鼻中隔や軟骨膜の炎症、あるいは鼻腔ポリープや腫瘍の鑑別が必要となるため、耳鼻咽喉科専門医による診断が最も安全かつ確実です。
Q3:鼻の粉瘤は自然に潰れて治ることはありますか?皮膚科での治療費用は?
A3:粉瘤が自然治癒することはありません。粉瘤は皮膚の内側にできた嚢胞(袋)の中に剥がれ落ちた角質が溜まる良性腫瘍であるため、たとえ表面から白い悪臭を放つ粥状物が排出されて一時的に縮小しても、袋そのものが残存していれば必ず再発します。根治には皮膚科や形成外科での外科的摘出(くり抜き法や小切開法)が必要です。手術費用は保険適用(3割負担)の場合、病変のサイズや部位によって異なりますが、概ね5,000円から15,000円前後(病理検査代・処方箋代別)が目安となります。