十割そばの読み方はどっちが正解?じゅうわり・とわりの真相を解明

十割そばの読み方はどっちが正解?じゅうわり・とわりの真相を解明について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。

言語的な規範としての十割そばの読み方の正解を結論付けるならば、本来の正しい読み方は「じゅうわり」です。言葉の成り立ちとして、「割」は割合を表す漢語であり、漢数字の「十(じゅう)」を重ねるのが自然な日本語の体系に沿っています。和語の数え方である「とお」に漢語の「割」を組み合わせる「とわり」は、本来の造語法から外れた慣用的な表現に位置づけられます。

この事実は公的なメディアや辞書の扱いを見ても明らかです。十割そばの読み方に関するNHKの基準では、ニュースや情報番組において原則として「じゅうわり」と発音・アナウンスする運用が定められています。放送現場では視聴者への正確な情報伝達を担保するため、辞書的な本則が厳格に守られている実態があります。

また、十割そばの読み方を広辞苑などの主要国語辞典で引くと、見出し語として掲載されているのは「じゅうわり」であり、「とわり」は掲載されていないか、あるいは俗称・慣用表現としての注記にとどまります。三省堂国語辞典や新明解国語辞典などの現代語に強い辞書でも、本則を「じゅうわり」としつつ「とわりとも」と付記する形が一般的です。

しかし、「じゅうわり」だけが正しく「とわり」は完全な間違いだと切り捨てるのは早計です。現代の蕎麦屋において「とわり」と言って通じない店はほぼ存在せず、むしろ業界特有の歴史的背景から「とわり」を意図的に用いている老舗や名店も数多く存在します。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest