小倉智昭の現在と闘病の真相|逝去から語り継がれる生き様と遺産
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小倉氏の健康状態が暗転したのは2016年のことでした。血尿をきっかけに精密検査を受けたところ、浸潤性膀胱がんであることが判明します。当初は膀胱を温存する治療法を選択し、内視鏡手術を受けながら生放送を継続していましたが、病状は徐々に進行していきました。
2018年11月、小倉氏は大きな決断を下します。番組内で自ら病状を公表し、膀胱全摘出手術を受けるために一時休養に入りました。小腸の一部を用いて代用膀胱を造設する大手術は成功し、驚異的な回復力で翌2019年1月にはスタジオ復帰を果たします。しかし、試練はこれで終わりませんでした。2026年にはがんが肺へ転移していることが判明し、抗がん剤治療や分子標的薬による本格的な闘病生活へ突入することになります。
副作用による体重減少や手足のしびれ、排尿管理の過酷さに直面しながらも、本人はインタビューで「病気になったからといって、同情されたり湿っぽい目で見られるのは絶対に嫌だ」と語っていました。自らの病状を包み隠さず医学的なディテールまで公表したのは、同じ病に悩む患者たちへの啓発と、マスコミ人としての冷徹な客観性を保ちたかったからに他なりません。