偏差値50は普通じゃない?上位割合の真実と大学・高校受験の難易度
偏差値50は普通じゃない?上位割合の真実と大学・高校受験の難易度について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をチェックしてください。
受験生の保護者が最も陥りやすい罠が、「高校受験で偏差値60だったから、大学受験でも偏差値60前後は取れるだろう」という思い込みです。大手予備校の進路指導データによれば、高校受験の偏差値から「マイナス5〜10」引いた数値が大学受験における一般的な偏差値の目安とされています。
このギャップが生じる理由は、高校受験が「同世代のほぼ全員」を対象としているのに対し、一般選抜の大学受験模試(全統記述模試や駿台模試など)を受ける母集団は、進学校の生徒や浪人生を中心とした「大学進学を目指して日々勉強している上位層」に絞られるためです。学力下位層が母集団から抜け落ちる結果、高校受験で偏差値60(上位約16%)にいた生徒が、大学模試では偏差値50〜52前後に落ち着く現象が日常的に起こります。
さらに中学受験の偏差値50は、小学校のクラスで上位2〜3人に入るような子どもたちが四谷大塚やサピックス、日能研などの専門塾で数年間の猛勉強を重ねた末の「真ん中」です。公立中学校の標準的な定期テストに換算すれば、優に85点以上を常時キープできる学力層に相当します。