イチゴミルクウミウシの生態と飼育の真相!生息地や毒性を徹底解説
今注目を集めている イチゴミルクウミウシの生態と飼育の真相!生息地や毒性を徹底解説について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。
ダイビング愛好家の間で「イチゴミルク」の愛称で親しまれているこの生物は、軟体動物門腹足綱に属する裸鰓類(後鰓類)、いわゆるウミウシの一種です。分類学上はカイツノウミウシ科(Chromodorididae)のゴニオブランクス属(Goniobranchus)に位置づけられ、学名としては主にGoniobranchus tinctorius(旧学名:Chromodoris tinctoria=サラサウミウシの色彩変異・近縁グループ)やその近似種がこの通称で呼ばれています。
体表はなめらかなミルクホワイトをベースに、イチゴのシロップを垂らしたかのような鮮やかな赤や赤紫の網目模様、ドット柄が浮かび上がります。触角や外鰓(がいさい:背中にあるエラ)の縁も鮮烈な赤色に縁取られており、水中で光を浴びると息をのむほどの美しさを放ちます。平均的な大きさは20mm〜40mm(約2〜4cm)程度と、大人の小指の先ほどのサイズ感であり、このミニマムなスケール感がマクロ撮影を愛する水中写真愛好家の心を捉えて離しません。
似た色彩を持つウミウシには「サラサウミウシ」や「シラヒメウミウシ」が存在しますが、網目模様の密度や地色の濁りのなさ、触角基部の色彩配列によって区別されます。野外での見分け方としては、背側外套膜の縁取りが途切れず美しく波打っている点や、赤色斑が網目状に細かく広がっている点に着目するのが現場のセオリーです。