ミニトマトが赤くならない真因!青い実を真っ赤に変えるプロの完熟術
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ネット上のコミュニティ(Yahoo!知恵袋や園芸フォーラム)を定点観測すると、8月後半から秋にかけて「寒くなる前に実をどう処分すべきか」「緑のトマトは毒があると聞いて捨ててしまった」という投稿が毎年爆発的に増加します。未熟な青いトマトには、ジャガイモの芽と同様に「トマチン」という天然のアルカロイド配糖体(毒性成分)が微量に含まれています。完熟するとトマチンはほぼ完全に分解・消失しますが、多量の未熟果を生食するのは胃腸障害の原因になり得ます。
では、寒冷期に入って樹上で赤くならなくなった実や、台風対策でやむなく青いまま収穫した果実は廃棄するしかないのでしょうか。現場の経験豊かなベテラン農家が実践しているのが、植物ホルモンを利用した青い実の対処法です。その代表例が、家庭で誰でも即座に再現できるリンゴを使った追熟方法です。
果実の成熟を劇的に早める鍵はエチレンガス追熟にあります。エチレンは植物自身が分泌する「熟成を促すガス状の植物ホルモン」です。収穫した青いミニトマトを、成熟したリンゴ(またはバナナ)と一緒にポリ袋や密閉容器に入れ、室内の直射日光が当たらない常温(20℃〜25℃)の場所に保管します。リンゴが放出する濃厚なエチレンガスを浴びることで、ミニトマト内部の成熟遺伝子のスイッチが一斉にオンになり、わずか3日〜7日程度で見違えるような深紅の果実へと変貌を遂げます。