紅甘夏が甘夏より美味しい理由とは?糖度・旬・剥き方を徹底解説
紅甘夏が甘夏より美味しい理由とは?糖度・旬・剥き方を徹底解説について見逃せない 注意点を分かりやすく解説いたします。
店頭で紅甘夏を手にした人が最初に驚くのは、その圧倒的な外見の違いです。紅甘夏は、昭和40年代に鹿児島県出水郡阿久根市(現・阿久根市)の甘夏園において、「川野なつだいだい(甘夏)」の枝変わり(突然変異)として発見された品種です。遺伝的には甘夏の血統を色濃く受け継いでいますが、果皮や果肉に含まれるカロテノイド系色素の蓄積量が多く、夕焼けを思わせる深みのある紅橙色に染まります。
食味における決定的な違いは、「酸味のまろやかさ」と「味の凝縮感」にあります。従来の甘夏はキリッとした強めの酸味とシャープな苦味が持ち味ですが、紅甘夏は糖度が平均10.5度〜12度前後まで上昇し、酸抜けが比較的早いため、口に含んだ瞬間のファーストアタックが非常にフルーティーです。果汁量(ジューシーさ)も豊富で、プチプチとした砂じょう(果肉の粒)の弾力とともに、爽快な甘みが口いっぱいに広がります。