中森明菜の若い頃が異次元!伝説の全盛期と現在の魅力を徹底解剖
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80年代の音楽シーンを語る上で欠かせないのが、同時期に頂点を極めた松田聖子との対比です。メディアはしばしば「陽の松田聖子、陰の中森明菜」という構図で対立を煽りましたが、両者の存在は互いを高め合う鏡のような関係でした。中森明菜 松田聖子 比較の議論において浮き彫りになるのは、王道ポップスの極致を駆け抜けた聖子に対し、明菜は徹底して楽曲ごとに異なる物語の主人公を演じ分ける「憑依型アーティスト」の道を歩んだ点です。
この徹底したアート志向は、音楽史に残る記録としても結実しました。1985年の『ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕』に続き、1986年には『DESIRE -情熱-』で中森明菜 レコード大賞 連覇を達成。女性ソロ歌手によるレコード大賞の2連覇は史上初の快挙であり、21歳という若さでの到達は社会的な大ニュースとして報じられました。
当時の音楽プロデューサーやエンジニアの証言資料によると、レコーディングスタジオでの彼女は、ストリングスの配置やリバーブの深さにまで意見を述べていたといいます。松田聖子が当代随一の作家陣による完璧なポップアートを具現化するミューズであったのに対し、中森明菜は自らの肉体と感性を投じて音世界を構築するクリエイターでした。