大鏡『南院の競射』現代語訳とあらすじ徹底解説!道長と伊周の勝敗
大鏡『南院の競射』現代語訳とあらすじ徹底解説!道長と伊周の勝敗の総合ガイドを解説します。最新トレンドが満載です。
定期試験や大学入試で『南院の競射』が出題される場合、必ず問われるのが「助動詞の意味」「敬語の種類と敬意の方向」「重要古語」の3点です。
1. テスト頻出の重要文法・品詞分解ポイント
- 「道長の家より、帝・后立ち給ふべきものならば」
・「給ふ(たまふ)」:尊敬の補助動詞(話者である道長から、将来立つ「帝・后」への敬意)
・「べき」:当然・予定の助動詞「べし」の連体形(〜はずであるなら / 〜ことになっているならば) - 「いかでか射るべき」
・「いかでか」:反語(どうして射ることができようか、いや射られない)
・「べき」:可能の助動詞「べし」の連体形 - 「ことさめて、ことづもりやすかりぬ」
・「ことさめて」:興ざめして・座の空気が冷え切って
・「やすかり」:形容詞「やすし」の連用形
・「ぬ」:完了の助動詞「ぬ」の終止形(すっかり〜してしまった)
2. 敬語の識別(敬意の方向)
作中には、語り手(大鏡の老人・大宅世継ら)から登場人物への敬語と、登場人物同士の会話文中の敬語が混在します。特に「道隆(関白)への最高敬語」と「道長(入道殿)への尊称」の使い分けが出題の定番です。
例えば、「中関白殿、帥殿に『射させ給へ』と仰せらるれば」という文では、「給へ」「仰せらるる」はいずれも最高権力者である道隆に対する敬語(語り手からの敬意)となります。