折口雅博の現在と資産|巨額破綻からNy復活劇の真相に迫る
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折口雅博氏のキャリアは、日本の平成経済史そのものを映し出す鏡と言えます。防衛大学校を卒業後、日商岩井(現・双日)に入社した同氏は、類まれな企画力と行動力で頭角を現しました。
1991年にはウォーターフロントブームの象徴となった「ジュリアナ東京」をプロデュースし、1994年には六本木に巨大ディスコ「ヴェルファーレ」を設立。夜のエンターテインメント業界で一世を風靡した折口氏は、1995年に人材派遣会社「グッドウィル」を創業し、昼のビジネス市場へと本格参入を果たします。
軽作業のスポット派遣「モバギグ」などで急成長を遂げ、在宅介護大手「コムスン」を傘下に収めると、2004年には東証一部上場。さらに大手派遣会社クリスタルの買収などを重ね、グループ売上高は7,000億円超、従業員数10万人規模の巨大コングロマリットを築き上げ、折口氏自身も日本経団連理事に就任するなど、若手財界リーダーの筆頭格となりました。
しかし、2007年に発覚した「コムスン問題(介護報酬の不正請求・介護事業所の指定更新に関わる虚偽申請)」によって潮目が一変します。厚生労働省による新規指定の原則不更新処分を皮切りに、世論とメディアの集中砲火を浴びることとなりました。さらにグッドウィル本体における港湾派遣や二重派遣などの労働者派遣法違反が重なり、グループは事業譲渡と解体へ追い込まれ、2008年に折口氏は代表辞任を余儀なくされました。