犯罪者の人相に共通点はある?凶悪犯の顔つきと科学的根拠の真相

犯罪者の人相に共通点はある?凶悪犯の顔つきと科学的根拠の真相の真相について、最新情報を基に徹底解説します。

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犯罪と人相の関連を科学的に解明しようとした試みは、19世紀後半に遡ります。イタリアの精神科医チェーザレ・ロンブローゾが提唱したロンブローゾの生得性犯罪者説は、刑務所の囚人たちを計測し、「突出した顎、左右非対称の頭蓋骨、大きな耳などを持つ人間は先祖返りした生まれながらの犯罪者である」と主張しました。

この理論は当時世界中にセンセーションを巻き起こしたものの、統計的手法の不備や対照群(一般市民)との比較欠如が次々と指摘され、20世紀前半には疑似科学として完全に否定されました。外見的な特徴によって先天的な犯罪者を割り出せるとする考え方は、優生思想に直結する危険な過ちとして学術史に刻まれています。

一方で、最新の進化心理学や行動生物学では、別の角度から顔立ちと行動傾向の研究が進められています。例えば、顔の横幅と縦の比率を示す「fWHR(facial width-to-height ratio)」が高い男性(横幅が広い顔立ち)は、胎児期や思春期におけるテストステロン(男性ホルモン)の曝露量が多く、積極性やリスク選好性、自己主張の強さと相関しやすいという研究データが存在します。ただし、これも「リーダーシップを発揮する経営者」や「一流のアスリート」にも同様に見られる特徴であり、直ちに違法行為に結びつくわけではありません。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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