ショートニングは危険?体に悪い理由と海外規制や噂の真相【2026】
ショートニングは危険?体に悪い理由と海外規制や噂の真相【2026】の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
ショートニングが「体に悪い」と評される最大の要因は、製造過程で副産物として発生するトランス脂肪酸にあります。本来、植物油などの不飽和脂肪酸は常温で液体ですが、工業的に水素を添加して常温で半固形化させる過程(部分水素添加)において、自然界にはほとんど存在しない特殊な立体構造を持つトランス脂肪酸が生成されます。
このトランス脂肪酸を継続的に過剰摂取すると、血中の悪玉(LDL)コレステロールを増加させる一方で善玉(HDL)コレステロールを低下させることが複数の疫学調査で判明しています。結果として血管の動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や狭心症といった心疾患リスクを有意に跳ね上げる点が、国際機関でも最大の問題として指摘されてきました。
世界保健機関(WHO)は、トランス脂肪酸の摂取量を「総摂取エネルギーの1%未満」に抑えるよう勧告を出しています。1日2,000kcalを消費する成人の場合、およそ2.2g未満が目安です。過去のショートニングには100g中10〜30g前後のトランス脂肪酸が含まれていた製品も存在したため、健康被害の主犯格として世界中で警鐘が鳴らされたという歴史的背景があります。