胡蝶蘭の花が終わったら放置Ng!来年咲かせる剪定と育て方の正解
胡蝶蘭の花が終わったら放置Ng!来年咲かせる剪定と育て方の正解の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
Q1:贈答用の3本立ちや5本立ちの鉢は、花が終わったら分けたほうがいいですか?
A1:はい、植え替え適期(4〜6月)に必ず1株ずつ単独の鉢へ解体してください。豪華な寄せ植えは大きな化粧鉢の中に個別のビニールポットを詰め込み、周囲を水苔で覆った「鑑賞用の仮組み」に過ぎません。そのままでは内部が蒸れて根腐れが連鎖するため、ポットから取り出して1株につき1つの素焼き鉢(3〜3.5号鉢)へ独立して植え直すことが、来年も咲かせるための絶対条件です。
Q2:鉢の外へウネウネと飛び出してきた気根は、切ってしまっても問題ありませんか?
A2:絶対に切ってはいけません。鉢の外へ飛び出す根は「気根(きこん)」と呼ばれ、原産地の樹上で空中の水分や酸素をダイレクトに吸収していた胡蝶蘭本来の生息スタイルを反映したものです。乾燥や根詰まりによって鉢内環境が悪化した際に、呼吸を維持しようと自発的に外へ脱出している防衛反応でもあります。見た目は乱雑に見えますが、株の生命線を支えているため切除せず、霧吹きで時折水分を補給してあげてください。
Q3:冬場に水やりを控えていたら、葉にしわが寄って垂れてきました。どうすればいいですか?
A3:まずは根腐れか単なる乾燥かを見極めます。冬場に根腐れを起こしている場合は土台から腐敗が進みますが、水切れによるシワであれば葉全体が柔らかくなります。室温が15℃以上保てている暖かい日の午前中に、ぬるま湯をたっぷり与えて鉢底からしっかり排水させてください。室温が低い場合は根から水を吸い上げる力が極端に落ちているため、鉢へ水を注ぐのではなく、日中の暖かい時間帯に葉の裏表へぬるま湯で「葉水(はみず)」を吹きかけて空中湿度を高めるのが安全な回復手段です。
Q4:切ったあとの花茎は花瓶に生けて飾ることはできますか?
A4:非常に長く楽しめます。胡蝶蘭の切り花は驚異的な花持ちを誇り、水揚げさえ良ければ水を入れた花瓶で2週間から1か月近く美しさを保ちます。茎の切り口を水中で斜めにカットし(水切り)、毎日水を替えて清潔を保つだけで、株の体力を温存させつつリビングや玄関の卓上花として最後まで愛でることができます。