東京で絶対に食べるべき絶品グルメ!伝統の味から最新トレンドまで
東京で絶対に食べるべき絶品グルメ!伝統の味から最新トレンドまでの最新情報を解説します。最新トレンドがチェックできます。
高級寿司が放つ緊張感とは対照的に、下町エリアには庶民の暮らしから生まれた温かなソウルフードが息づいている。江東区深川の深川めしは、かつて東京湾の干潟で豊富に獲れたアサリを使い、忙しい漁師たちが味噌汁仕立てにしてご飯にぶっかけて食べたのが始まりとされる。ふっくらとしたアサリの身と、生姜がピリッと効いた芳醇な出汁。ひと口かき込めば、かつての江戸湊の活気がありありと目に浮かぶようだ。
一方、月島の路地を歩けば、鉄板から立ち上る香ばしいソースの匂いが鼻先をくすぐる。もんじゃ焼きは、小麦粉を水でゆるく溶いた生地にキャベツや切りイカ、桜えびを混ぜ、熱々の鉄板の上で「小さなヘラ(ハガシ)」を使って焦がしながら食べる駄菓子屋発祥の味だ。昭和の子供たちが文字を書きながら焼いて遊んだ「文字焼き」が語源とされ、今では明太子やチーズ、餅を合わせた具材が観光客や地元民の舌を喜ばせている。
人気ドラマ『孤独のグルメ』でも度々取り上げられるような、飾らない大衆食堂や下町の鉄板焼き屋には、東京の気取らない素顔と確かな旨味がぎっしりと詰まっている。