ボクシングのラウンド数はなぜ12回?15回から短縮された悲劇の真相

ボクシングのラウンド数はなぜ12回?15回から短縮された悲劇の真相についての真相をご紹介します。

プロのリングで戦う選手たちを取材すると、誰もが口を揃えて語るのが「第10ラウンド以降に訪れる異次元の疲労」です。1回戦から9回戦までの展開と、残り3ラウンド(第10・11・12ラウンド=いわゆるチャンピオンシップ・ラウンド)とでは、リング上の酸素濃度が変わったかのような錯覚に陥るといいます。

元世界王者が特番インタビューや自著の手記で語った告白には、現場の生々しい実態が記されています。

「第9ラウンドを終えてコーナーに戻った瞬間、視界の端が白くかすみ、セコンドの声が水底から聞こえるように遠のく。インターバルの60秒は体感で5秒ほどに感じられ、椅子から立ち上がるだけで太ももが鉛のように軋む。それでも第10ラウンドのゴングが鳴れば、本能だけでパンチを打ち返すしかない」

SNSや専門掲示板(5ちゃんねる等)のファンコミュニティでも、「世界戦で本当に実力差が出るのは第10ラウンドから」「序盤優勢だったボクサーが11回に足が止まって逆転KOされる瞬間こそボクシングの怖さ」といった声が頻繁に交わされています。

現代のボクシング指導理論では、この終盤3ラウンドをどうマネジメントするかが勝敗の分水嶺と位置づけられています。乳酸が限界まで蓄積した状態でガードを上げ続けられるか、相手のカウンターに対して首を固めて衝撃を分散できるか。12ラウンドという枠組みは、人間の肉体がアスリートとして制御可能な限界点を見極めて設定された、極めて合理的なリミットなのです。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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