ボルボのキー電池交換は自分で可能?費用と開け方のコツ&緊急始動法
ボルボのキー電池交換は自分で可能?費用と開け方のコツ&緊急始動法について知っておくべき 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
万が一、外出先で完全にリモコンキーの電池が切れ、ドアアンロックすら反応しなくなった場合でも、車内に入りエンジンを始動するための二重のエマージェンシー機能がボルボ車には標準で備わっている。焦ってロードサービスを呼ぶ前に、以下のフェイルセーフ機構を実践してほしい。
1. メカニカルキーの取り出しとドアの物理解錠
現行スマートキーの表面カバー(Volvoロゴ側)を外すと、内部に金属製の物理キー(メカニカルキー)が格納されている。横の小さな固定スプリングを解除しながら引き抜くことで、単体の鍵として使用可能だ。
運転席のドアハンドルを確認すると、鍵穴が露出していないモデルが多いが、ハンドルの下部またはカバーの継ぎ目に小さなスロットが設けられている。そこにメカニカルキーの先端を差し込んでテコの原理で樹脂カバーを外すか、あるいはハンドルを外側に引いた奥に鍵穴が現れる設計となっている。そこにキーを差し込んで回せば、集中ドアロックに頼らず物理的に運転席ドアを開くことができる。※この際、セキュリティアラームが一時的に作動してホーンが鳴ることがあるが、次項のエンジン始動を行えば即座に停止する。
2. バックアップリーダーを利用したエンジン始動
「スマートキーの電池が空なのに、どうやってプッシュスタートを認識させるのか」と疑問に思うかもしれないが、キー内部には無給電で作動するRFIDトランスポンダーチップが埋め込まれている。
XC40やXC60、V60などの現行モデルでは、センターコンソール内にあるカップホルダーの底面、あるいはアームレスト内のトレイに小さな鍵のアイコン(電波マーク付きキーのイラスト)が刻印されている。これがバックアップアンテナ(トランスポンダーリーダー)の設置場所である。電池切れのキーをこの刻印の真上に密着させるように置き、ブレーキペダルを強く踏み込みながらエンジンスターターノブを回す(またはスタートボタンを押す)と、イモビライザーが物理誘導電流によって認証され、即座にエンジンが始動する。
旧型V40などの場合は、スタートボタンの直下にスマートキーをそのまま差し込むスロットが配置されており、そこにキーを奥まで挿入してボタンを押せば同様にエンジンが息を吹き返す。この手順を頭の片隅に叩き込んでおくだけで、深夜の駐車場や旅先での心理的パニックを完全に回避できるはずだ。