「子供」と「子ども」どっちが正解?漢字Ng説の真相と最新ルール

「子供」と「子ども」どっちが正解?漢字Ng説の真相と最新ルールについて詳しく解説いたします。詳細な分析をご確認ください。

日本語の表記体系において、「子供」と「子ども」に意味や文法上の違いは一切存在しません。どちらも幼い人間や親から生まれた子を指す同一の名詞です。それにもかかわらず表記が二分されるようになった契機は、昭和後期から平成初期にかけて起こった国語表記と人権意識の議論に端を発します。

日本語の公的な基準を定めた内閣告示の「常用漢字表」において、「子」も「供」も常用漢字として掲載されています。さらに「供」の訓読みとして「そな・える」のほかに「とも」が認められており、音訓の規則に照らし合わせても「子供」という漢字表記は何ら文法的な誤りではありません。法律の条文でも、児童福祉法をはじめとする大半の法規で古くから一貫して「子供」あるいは「子」が用いられてきました。

ところが1970年代以降、一部の教育関係者や市民団体から「『供』という漢字は親の付属物やお供え物を連想させ、一個の独立した人格として尊重する姿勢に欠ける」という意見が提起されました。この主張が教育委員会や自治体、さらにはマスメディアに受け入れられ、1980年代から2000年代にかけて「公文書や教科書では『子ども』と交ぜ書きにすべきだ」という運動が全国的な広がりを見せることになったのです。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest