「すみません」と「すいません」どっちが正しい?語源と敬語の真相を解明
「すみません」と「すいません」どっちが正しい?語源と敬語の真相を解明についての真相をご紹介します。
日本語の「すみません」が持つ最大の特徴は、謝罪だけでなく「感謝(ありがとう)」や「依頼(お願いします)」、さらには「呼びかけ(あの……)」という複数の機能を一語で兼ね備えている点にあります。エレベーターのドアを押さえてもらったとき、書類を渡されたとき、思わず「あ、すみません」と口から出てしまうのは日本人に染み付いた習性です。
しかし、何でも「すみません」で片付ける癖がついていると、職場ではどこか頼りなく、卑屈な印象を与えてしまいかねません。できるビジネスパーソンは、この「感謝のすみません」を状況に応じて鮮やかに言い換えています。
相手への依頼や恐縮を伝えるクッション言葉としては、「恐れ入ります」が最も洗練された選択肢です。相手に余計な手間や負担を強いることに対して「恐縮する(身が縮こまる思いである)」という意味を持ち、メールの冒頭や依頼文に添えるだけで文面全体の品格が格段に跳ね上がります。
好意や配慮を受けた際には、「すみません」ではなく「ありがとうございます」とストレートに感謝を伝えるべきです。心理学的にも、謝罪の言葉をかけられるより感謝の言葉を受け取るほうが、相手の自己肯定感や貢献意欲を高めることが実証されています。「すみません」を「ありがとうございます」に置き換える意識を持つだけで、職場における人間関係の風通しは驚くほど劇的に改善します。