BumpとRadwimpsの関係性の真相|不仲説の虚実と伝説の対バン

BumpとRadwimpsの関係性の真相|不仲説の虚実と伝説の対バンにまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

なぜここまでリスペクトし合う2組の間に、BUMP OF CHICKEN RADWIMPS 不仲説の真相として対立構造が語られてしまったのでしょうか。そこには2000年代中盤の音楽メディアとインターネット文化の構造的歪みがありました。

2000年代中盤、音楽雑誌やWEBメディアは「BUMPのフォロワー」としてRADWIMPSを安易に括り、煽り立てました。早口の譜割り、文学的な歌詞、アルペジオを多用したギターアプローチなど、表層的な記号の一致だけを取り上げ、「BUMPのパクリではないか」「いや、RADの方がテクニックが上だ」というリスナー同士の不毛な代理戦争が2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やmixiを中心に過熱したのです。

また、両バンドとも当時のテレビ歌番組への出演を極端に絞っていたため、公の場での会話や共演が目撃されず、情報の空白地帯に憶測が蔓延しました。しかし当人たちはそうした外野の雑音を一貫して無視し、ライブハウスの現場やプライベートの席で静かな対話を重ねていたのが真相です。メディアやネットが勝手に作り上げた「冷戦状態」というフィクションを、2015年の対バン「胎盤」で見事に粉砕してみせたのです。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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