熱性けいれんで救急車を呼ぶ基準と対処法|命を守る危険兆候の見分け方
熱性けいれんで救急車を呼ぶ基準と対処法|命を守る危険兆候の見分け方に関する深掘り記事を分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。
子どもの発作を目にしたとき、最も重要なのは「今すぐ救急車を呼ぶべき状況かどうか」の判別です。日本小児神経学会のガイドラインや小児救急の現場基準に基づき、即座に119番通報すべき危険なサインをまとめました。
熱性けいれん救急車呼ぶ基準として、以下のいずれか1つでも該当する場合は、ためらわずに救急車を要請してください。
- けいれんが5分以上持続している(熱性けいれん5分以上):大半の単純な発作は2〜3分以内に自然に治まります。5分を超える発作は「けいれん重積状態」に移行するリスクがあり、投薬による発作停止処置が急務となります。
- 体の動きや目の動きが左右非対称である(熱性けいれん左右非対称):右半身だけが激しく震える、視線が片側に強く偏るといった局所性(部分性)の発作は、脳炎や脳症、局所的な脳病変の疑いがあります。
- 発作が治まっても意識が戻らない(熱性けいれん意識戻らない):呼びかけに全く反応しない、視線が合わない、顔色や唇が紫色(チアノーゼ状態)のまま戻らない、呼吸が浅く乱れている状態は危険信号です。
- 24時間以内に2回以上の発作を繰り返す:1回の発熱エピソードの中で短時間に複数回けいれんを起こす場合は、複雑型熱性けいれんに分類され、精密検査を要します。
- 生後6ヶ月未満または6歳以上の初発:熱性けいれんの好発年齢(生後6ヶ月〜5歳頃)から外れた時期の発作は、てんかんや中枢神経感染症など他の疾患を慎重に鑑別する必要があります。