過酸化ナトリウムの性質と危険性|漂白剤との違いと反応式を解説
過酸化ナトリウムの性質と危険性|漂白剤との違いと反応式を解説の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。
過酸化ナトリウムの化学式は$\text{Na}_2\text{O}_2$と表されます。外見は純度の高い状態では白色ですが、微量の不純物や自己分解の影響により、一般には黄白色の粉末または顆粒状として流通しています。
化学的な最大の特徴は、酸素同士が単結合した過酸化物イオン($\text{O}_2^{2-}$)を含んでいる点です。一般的な酸化ナトリウム($\text{Na}_2\text{O}$)における酸素の酸化数が-2であるのに対し、過酸化ナトリウム中の酸素の酸化数は-1という不安定な電子状態にあります。これが、同物質が極めて強い酸化力を持つ根本的な要因です。
無機過酸化物の性質として、極めて高い吸湿性と潮解性を持ち、大気中の湿気や水分を急速に吸収します。融点は約460℃ですが、657℃付近まで加熱すると分解して酸化ナトリウムと酸素に分かれます。常温下であっても有機物、硫黄、木粉、活性炭などの可燃性物質と接触・摩擦するだけで、室温下でも容易に着火・爆発に至るポテンシャルを秘めています。