山梨県立富士山世界遺産センターの真相と静岡との違い!評判を徹底解剖
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旅行者が最も頭を悩ませるのが、「山梨と静岡、どちらの富士山世界遺産センターに行くべきか」という選択です。山梨県南都留郡富士河口湖町にある当センターと、静岡県富士宮市にある「静岡県富士山世界遺産センター」は、名称こそ酷似しているものの、建築思想から展示アプローチに至るまで完全に別物として設計されています。
山梨県立富士山世界遺産センターは、もともと存在していた「山梨県立富士ビジターセンター」を改修・増築した北館(無料)と、世界遺産登録を契機に新設された南館(有料)の2棟構成です。展示の核心は、富士山がなぜ自然遺産ではなく「世界文化遺産」として認められたのかを解き明かす点にあります。学術的かつ知的な展示が主軸となっており、火山としての成り立ちや富士講に代表される人々の祈りの歴史を静かに追体験できます。
対照的に、静岡側のセンターは建築家・坂茂氏の手による「逆さ富士」を模した木格子コーン状の建築がシンボルです。らせんスロープを登りながら富士登山の疑似体験を楽しむ体験型・空間デザイン型の見せ方を採用しています。両者のスペックと特徴を比較整理したデータは以下の通りです。
SNS上では「静岡のようなインスタ映えする巨大な外観を想像して行ったら違った」という声が見られます。しかし、これは優劣の問題ではなく設計コンセプトの相違です。山梨県側は自然林に溶け込む落ち着いた佇まいの中で、富士山を取り巻く文化的・宗教的背景をじっくり紐解く知的なミュージアムとして完成されています。