初代山の神・今井正人の現在と引退の真相!伝説の走りと名門再建への道

初代山の神・今井正人の現在と引退の真相!伝説の走りと名門再建への道の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

箱根駅伝における「山の神」という呼称は、元を辿れば今井正人の走りを形容するために誕生した造語であった。福島県立原町高校から順天堂大学に進学した今井は、1年時こそ2区で区間10位にとどまったものの、2年時(2005年・第81回大会)に運命の5区へ抜擢されると、駅伝史のパラダイムシフトを引き起こす。

先頭と大きく離れた11位でタスキを受けると、前のランナーを次々と捉える驚異の「11人抜き」を達成。当時の区間記録を2分以上も塗り替える1時間09分12秒を叩き出し、チームを一気に往路優勝へと押し上げた。日本テレビの中継アナウンサーが発した「山の神、ここに降臨!」というフレーズは瞬く間に全国へ広がり、彼を象徴する代名詞となった。

翌2006年の第82回大会でも自らの区間記録を更新する1時間09分55秒(コース変更後)で区間賞を獲得。そして主将として挑んだ2007年の第83回大会では、低体温症寸前の過酷な寒冷雨の中、3年連続となる区間新記録(1時間10分30秒)を叩き出し、順天堂大学に6年ぶりの総合優勝をもたらした。ゴール後に見せた涙は、重圧から解放された主将としての偽らざる感情であり、今もファンの記憶に鮮烈に刻まれている。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest