湘南国際マラソン評判の真相!マイボトル義務化と関門の過酷さを暴く

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湘南国際マラソンが「きつい」と評される理由は、給水システムだけではありません。公表されているコースマップの「高低差チャート」を一瞥すると、全体を通して標高差約10メートル程度と、極めて平坦な高速コースに見えます。しかし、ここに多くの初参加者が足元をすくわれる落とし穴が存在します。

コース後半の舞台となる西湘バイパスは、一般道とは異なる自動車専用道路ならではの路面構造を持っています。道路の水はけを良くするための「道路勾配(カント・バンク傾斜)」が左右についており、平坦なアスファルトを走っているつもりでも、知らず知らずのうちに片側の足首や膝へ偏った負荷がかかり続けます。加えて、遮るもののない海沿い特有の「強烈な向かい風・横風」が体力を容赦なく削り取ります。

そして最大の関門が、ゴール直前に待ち構える大磯プリンスホテル敷地への進入路です。40キロ以上を走り終えて完全に枯渇したランナーの前に立ちはだかる、高低差約10メートルの一気の上り坂は、精神的にも肉体的にも決定打となる「心臓破りの激坂」として恐れられています。

さらにネット上で物議を醸すのが、関門制限時間の真相です。大会の総合制限時間は6時間30分と一見して余裕がある設定に見えます。しかし、出走人数が2万人規模に達するマンモス大会であるため、後方ウェーブ(ブロック)のランナーがスタートラインを通過するまでに20分〜30分以上のロスタイムが発生します。

レース序盤の第1関門(約10km地点前後)や第2関門は、号砲基準のグロスタイムで厳密に閉鎖されるため、後方スタートのランナーには「1キロあたり6分台半ば」のペースを維持しなければ足切りになるシビアな現実が突きつけられます。「制限時間6時間半のつもりでペース配分していたら、第2関門で突然回収バスに乗せられた」という怨嗟の声が出る背景には、このウェーブスタートと初期関門の設定ギャップがあるのです。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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