自転車チェーンたるみ放置は大事故の元!原因・直し方と修理費用相場
自転車チェーンたるみ放置は大事故の元!原因・直し方と修理費用相場を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を分かりやすく展開します。
変速機のないシングルスピードや、後輪ハブの内部に変速機構が収まっている内装3段変速の軽快車であれば、自宅にある工具を使って自力で調整作業が可能です。ここでは、最も標準的なママチャリのチェーン調整について、失敗しないステップを解説します。
作業に必要な道具と事前準備
- 15mmメガネレンチまたはスパナ(後輪のハブナット用)
- 10mmスパナ(チェーン引きナットおよびブレーキ固定用)
- プラスドライバー(チェーンケースの点検窓を外す場合に使用)
- チェーンルブ(調整後の仕上げ注油用)
- 軍手・ウエス(油汚れ防止と清掃用)
ステップ1:後輪車軸ボルトの緩め方と周辺パーツの解放
自転車を安定した平坦な場所にスタンドで立てます。最初に行うのが後輪車軸ボルトの緩め方です。左右の後輪ハブ軸を固定している15mmのナットについている保護キャップを外し、レンチを反時計回りに回して緩めます。このときのポイントは「ナットを完全に外さないこと」です。指先で軽く回せる程度(1〜2回転ほど)緩めるだけで問題ありません。
続いて、左側(チェーンと反対側)にあるブレーキ本体をフレームに固定しているボルト(10mmナット)と、ブレーキワイヤーのアウター受けバンドも少し緩めます。ここを緩めておかないと、後輪を後ろへ引いた際にブレーキ機構が突っ張ってしまい、車輪が動かなくなります。
ステップ2:チェーン引きの調整方法と適正テンションの出し方
車軸の後ろ側にある小さな金具が「チェーン引き」です。ここから後方へ突き出ているボルトに10mmのナットが装着されています。このチェーン引きの調整方法がテンション管理の核心となります。
- 右側(チェーン側)の10mmナットを時計回り(締め込む方向)に回すと、車軸が少しずつ後方へ引っ張られ、チェーンのたるみが解消されていきます。
- 1回転ずつ慎重に締め、チェーンの中央付近を指で上下に揺らして「遊び幅が1〜2cm」になるポイントを探ります。ピンピンに張りすぎるとクランクの回転が極端に重くなり、ベアリングを破損させるため、必ず適度なたわみを残してください。
- 右側を引いたら、必ず左側のチェーン引きナットも同じ回転数だけ締め込みます。これを怠ると車軸が斜めに固定され、タイヤがフレームに接触して走行不能になります。タイヤが左右のフレーム(チェーンステー)のちょうど真ん中に位置しているかを後ろから目視で厳格に確認してください。
ステップ3:本締めと動作テスト
位置が決まったら、左右の車軸ナット(15mm)を均等にしっかりと本締めします。緩めたブレーキ固定ボルトも忘れずに締め直してください。最後に手でペダルを逆回転・正回転させ、引っ掛かりなくスムーズに回ること、チェーンケースに干渉しないことを確認して作業完了です。