ニコちゃんマーク誕生の秘密と著作権の真相|商用利用と歴史を徹底解説
ニコちゃんマーク誕生の秘密と著作権の真相|商用利用と歴史を徹底解説に関する深掘り記事を速報でお届けします。関心のある方は必見です。
驚くべきことに、生みの親であるハーベイ・ボールはデザインの著作権登録や商標登録を一切行いませんでした。「世界中の人々を笑顔にするためのシンボル」として独占を望まなかった彼の哲学によるものです。しかし、この無防備さが後に巨大なビジネス戦争の火種となります。
1971年、フランスの新聞『フランス・ソワール』のジャーナリストだったフランクリン・ルフラーニ(Franklin Loufrani)が、暗いニュースが多い紙面の中で「明るい良いニュース」を示すアイコンとしてスマイリーを採用。ルフラーニ氏は即座にフランス国内で商標登録を済ませ、ライセンス管理会社「スマイリーワールド(The Smiley Company)」を設立しました。
ここから、黄色い笑顔は数十億ドル規模のグローバルブランドへと変貌を遂げます。現在、ロンドンを拠点とする同社は100カ国以上で「SMILEY」の商標権を保有し、アパレル、雑貨、ハイブランドとのコラボレーションを展開する巨大ライセンスビジネスとして君臨しています。
一方で、アメリカでは1970年代にフィラデルフィアのバーナード&マレー・スウェイン兄弟が「Have a Nice Day」のキャッチコピーとともにスマイリーを大量生産して大ブームを巻き起こすなど、権利関係は国や時代によって複雑に入り組む結果となりました。