係り結びとは?法則と覚え方・識別裏ワザを専門記者が完全解説
係り結びとは?法則と覚え方・識別裏ワザを専門記者が完全解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
係り結びの基礎を定着させる最短の覚え方は、結びの活用形グループで分けることです。
「ぞ・なむ・や・か」の4つはすべて【連体形】で結び、「こそ」だけが唯一【已然形】で結びます。受験指導の現場では古くから「ゾ・ナム・ヤ・カ=連体形、コソ=已然形」と声に出してリズムで覚える手法が定番となっています。特に「こそ」は結びが已然形(〜ば、〜ど等がつかない単独の已然形)になるため、文末を見れば係り結びの存在が一目瞭然となります。
「や・か」における「疑問」と「反語」の識別ステップ
読解問題で最も得点差がつくのが、「や」「か」が単なる疑問(〜か?)なのか、それとも強い主張を込めた反語(〜だろうか、いや、決して〜ない)なのかを見分ける識別問題です。結びの活用形はどちらも連体形であるため、文末の形だけでは区別できません。現場で用いられる具体的な識別基準は以下の3点です。
① 文中に否定語(ず・じ・まじ・なし等)や呼応の副詞を伴うか
文末近くに打消の助動詞「ず」などが伴い、「〜や…ざる(〜だろうか、いや〜ない)」となっている場合は、ほぼ確実に反語です。また「などて」「いかで」といった副詞と呼応する場合も反語の比率が跳ね上がります。
② 前後の文脈で「答えが自明」であるか
書き手や登場人物がすでに正解を知っている、あるいは常識的に考えて「あり得ない」状況を述べている場合は反語です。一方、純粋に聞き手へ情報を求めている発話文や手紙の文脈では疑問となります。
③ 係助詞に「は」がついて「やは」「かは」になっているか
「や」「か」に「は」が重なった「やは」「かは」の形になっている場合、入試古文における約8割以上が反語として機能します。迷った際は反語を第一候補として文意を当てはめるのが実践的な解法テクニックです。