ひぐらしはエロゲーなのか?過激描写とお色気回の真相を徹底解剖

ひぐらしはエロゲーなのか?過激描写とお色気回の真相を徹底解剖に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

誤認を生んだ最大の要因は、作品が誕生した2000年代初頭という時代背景にあります。当時、PCプラットフォームで展開される美少女ノベルゲームの多くは成人向け、いわゆる18禁の美少女ゲームが市場の大半を占めていました。『月姫』や『Fate/stay night』が同人や商業の垣根を越えて大ヒットを記録する中、秋葉原のショップ店頭には美少女がパッケージを飾る18禁タイトルが所狭しと並んでいたのです。

そうした潮流の真っ只中に登場したひぐらし 原作 同人ゲームもまた、竜騎士07氏の独特で可愛らしいタッチの少女たちがメインビジュアルを飾っていました。予備知識のない人間がパッケージを一目見れば、「美少女キャラクターが多数登場するPCノベル=成人向けゲーム」と直感的にカテゴライズしてしまうのは、当時のオタクカルチャーの構図からすれば半ば必然でもありました。

さらに、竜騎士07氏自身が商業美少女ゲームやアダルトゲームカルチャーに深い敬意と造詣を持っていたことも影響しています。作中の日常パートでは、昭和58年の閉鎖的な雛見沢村を舞台に、オタク的パロディやドタバタ劇がハイテンションで繰り広げられます。このギャルゲー的な「日常の軽快さ」と、突如として牙を剥く「疑心暗鬼の狂気」の落差こそが作品の真骨頂でしたが、日常パートの質感そのものが美少女ゲームの文法に忠実だったことも誤解に拍車をかけました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest