古墳時代の平均身長は高かった?骨格調査で迫る男女差と現代人との真相

古墳時代の平均身長は高かった?骨格調査で迫る男女差と現代人との真相とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

日本各地の古墳や集落遺跡から出土した古人骨を対象とした形質人類学の測定調査によると、古墳時代の平均身長は成人男性で約162.8cm〜163.0cm、成人女性で約151.5cm〜152.0cmと算出されている。この数値は大腿骨や脛骨(すねの骨)の最大長をもとに、法医学や人類学で用いられる身長推定式(藤井式やトロッター・グレッサー式)によって導き出された学術的知見だ。

男女の体格差は約11cm前後で推移しており、この性差の幅は現代日本人とほぼ同等の比率を示している。ただし、地域によるばらつきも確認されており、大陸との交流が盛んだった西日本や近畿地方の集団では高めの傾向が見られる一方、在来の縄文的要素を色濃く残す東北や南九州の一部地域ではやや小柄な個体群も確認されている。全体として見れば、当時の日本列島に暮らしていた人々は、私たちが想像する「極端に小柄な古代人」というイメージを覆す骨格を備えていた。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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