マトンとラムの違いは年齢にあり!謎のホゲットや味・栄養を徹底比較
マトンとラムの違いは年齢にあり!謎のホゲットや味・栄養を徹底比較の総合ガイドを解説します。最新トレンドが満載です。
羊肉を分類する世界共通の基準は、基本的に「月齢(年齢)」および「永久歯の萌出本数」に基づいています。日本国内における公正競争規約や、主要な羊肉輸入国であるオーストラリア(AUS-MEAT規格)およびニュージーランドの基準によって厳密に区分されています。
まず「ラム(Lamb)」は、生後1年未満(生後およそ12ヶ月未満)で、永久門歯(大人の前歯)が生えていない仔羊の肉を指します。骨格が小さく筋肉繊維が極めて細いため、肉質は淡いピンク色で非常に柔らかく、特有の脂のクセが少ない点が特徴です。
一方の「マトン(Mutton)」は、生後2年以上(およそ生後24ヶ月以上)が経過し、永久門歯が2本以上生えた成羊の肉です。成羊になると筋肉が発達して赤身の色合いが濃いエンジ色へと変化し、組織が引き締まって噛みごたえが生まれます。牧草を長期間反芻(はんすう)して育つため、脂質に特有の芳醇な香り成分が蓄積されます。
そして、羊肉の愛好家から熱烈な視線を浴びているのが、両者の間に存在する「ホゲット(Hogget)」です。生後1年以上2年未満、永久門歯が1〜2本程度生えた若羊を指します。ラムのみずみずしい柔らかさと、マトンが持つ濃厚なアミノ酸の旨味を兼備した「極上のいいとこ取り」とも称される存在ですが、飼育期間と出荷効率の都合上、流通量は極めてわずかです。