車のシフトレバーにある謎の「B」とは?走行中の操作と正しい使い方
車のシフトレバーにある謎の「B」とは?走行中の操作と正しい使い方について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をお届けします。
現場のディーラーや整備士への取材でも頻繁に寄せられるのが、「走行中にDからBへレバーを動かしても車は壊れないのか」という切実な質問です。結論から言えば、走行中のDからB、あるいはBからDへの切り替えはまったく問題ありません。
現行のプリウスBレンジ使い方やアクア、カローラシリーズなどのシフトノブは、機械的なリンクでトランスミッションと直結しているのではなく、電気信号で指示を送る「シフト・バイ・ワイヤ(電子制御)」が採用されています。コンピューターが車速やモーターの回転数をミリ秒単位で常時センシングしているため、走行中にBレンジへシフトしても、システム許容範囲内で滑らかに減速度が増加するよう自動調停されます。
「ガガガ」という異音とともにギアが破損するような事態は、現代の制御技術においてはフェイルセーフが働き物理的に遮断されています。下り坂に差し掛かり「少しスピードが乗りすぎている」と感じた瞬間に、ノータイムでレバーをBに倒して減速態勢に入ることが、メーカーが想定している本来の使い方です。