フライパン餃子がパリッと化ける!プロが教える失敗ゼロの焼き方
フライパン餃子がパリッと化ける!プロが教える失敗ゼロの焼き方の特集記事を解説します。役立つ情報がチェックできます。
スーパーのチルドコーナーに並ぶ冷蔵餃子、ストックに便利な冷凍餃子、そして家庭で餡から手包みする生餃子。それぞれ水分量や皮の状態が異なるため、すべてを同じ感覚で焼くことは失敗の温床となります。調理現場の実態調査から見えた、状態別の最適解を検証します。
まず、流通量が急増している冷凍餃子の焼き方における最大の注意点は、「絶対に解凍してはならない」という原則です。冷凍餃子を常温で放置して解凍すると、内部の氷結晶が融解して皮に水分が回り、ふにゃふにゃに軟化してフライパンに置いた瞬間に破れてしまいます。凍ったカチカチの状態のまま、予熱したフライパンに並べるのが鉄則です。内部まで芯から冷えているため、注ぐ熱湯の量はチルドより20〜30%多めに設定し、餃子の蒸し焼き時間は強火寄りで約6分〜7分と長めに確保する必要があります。
対照的に、チルド餃子の上手な焼き方では水分の与えすぎが命取りになります。スーパー等で販売されているチルド製品は、流通段階で皮がある程度しっとりとした水分を含んでいます。ここに規定量以上の水を投入すると、皮がふやけてコシが失われ、箸で持ち上げた瞬間に底が抜け落ちる原因になります。チルド餃子を蒸し焼きにする時間は中火で約3分30秒〜4分が限界値です。蓋を開けた段階でわずかに水分が残っている程度にとどめ、あとは蓋を外して一気に水分を飛ばす工程へと移行しなければなりません。
手作りの生餃子は、包みたて特有の打ち粉(打ち粉に含まれる片栗粉や小麦粉)が皮の表面に付着しています。この打ち粉を払わずにそのまま並べると、溶け出した粉が焦げ付いて苦味の原因になります。フライパンに並べる直前に底の余分な粉を指先で軽く払い落とすか、あえてその粉を活かして薄い羽根に仕立てるかの見極めが仕上がりを大きく左右します。