ジャンパー膝とは?治らない原因と重症度ステージ・治し方を徹底解説
ジャンパー膝とは?治らない原因と重症度ステージ・治し方を徹底解説について押さえておきたい ポイントを厳選して解説いたします。
ジャンパー膝(英語名:Jumper's knee)とは、下肢の代表的なスポーツ障害のひとつであり、正式な医学名称では主に「膝蓋腱炎(または膝蓋靭帯炎)」、場合によってはお皿の上部に付着する「大腿四頭筋腱付着部炎」を指します。ジャンプ動作や着地、ダッシュ、急激な方向転換(カッティング動作)などを過度におこなうことで、膝蓋骨(お皿)と脛骨(すねの骨)をつなぐ強靭な腱に過剰なストレスが集中して発症します。
主なジャンパー膝 症状としては、膝蓋骨の下端あたり(膝のお皿のすぐ下)に生じる運動時痛や局所の圧痛が挙げられます。初期段階では運動開始時やウォーミングアップ中に違和感や張りを感じる程度で、体が温まると痛みが和らぐため、選手本人が異変を見落としがちです。しかし、病態が進行するにつれてプレー中ずっと痛みが持続するようになり、重症化するとジャンプ動作だけでなく、正座やスクワット、さらには階段を下りる際にもズキズキとした鋭い激痛が走るようになります。
解剖学的なジャンパー膝 原因の核心は、太ももの前側に位置する強大な筋肉「大腿四頭筋」の伸張ストレスです。着地や踏み込みの瞬間、大腿四頭筋は筋肉が引き伸ばされながら強い力を発揮する「遠心性収縮(エキセントリック収縮)」をおこないます。このとき、膝蓋骨を介して膝蓋腱に自身の体重の数倍から十数倍にも及ぶ強烈な牽引力が加わります。過密な練習スケジュールやクッション性の低い体育館フロアでの連続プレーによって腱の修復が追いつかなくなると、腱線維に微小な断裂(マイクロトラウマ)が積み重なり、持続的な炎症状態へと発展するのです。