伝説のスプー放送20年の真相!はいだしょうこ画伯事件と現在の姿
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事件が起きたのは、2006年度の『おかあさんといっしょ』金曜日コーナーでした。当時大人気を博していた人形劇『ぐ〜チョコランタン』の主人公・スプーは、黄色い体に丸い耳、ラッパを吹く無邪気な姿が愛される人気キャラクターです。コーナーの趣旨は、うたのおにいさん・おねえさんが「スプーのえかきうた」のリズムに乗せてホワイトボードにイラストを描き、子どもたちに描き方を教えるという極めて穏やかな教育企画でした。
ところが、軽快な童謡に合わせてペンを走らせるはいだしょうこさんの手元は、歌の進行とともに視聴者の想像を絶する軌道を描き始めます。「ちいさなふうせん」「バナナが2本」という可愛らしい歌詞の誘導に従っているはずが、ボード上に現れたのは、焦点の合わないギョロリとした眼球、のこぎりのような鋭利な牙がびっしりと並んだ巨大な口、そして怪鳥を思わせる無機質な輪郭でした。
歌が終わり、完成した2人のボードがカメラに並んで大写しになった瞬間、スタジオの空気は完全に停止しました。左側には、手本通りの愛くるしいスプーを描いた今井ゆうぞうお兄さん。そして右側には、深海魚あるいは地獄からの使者を彷彿とさせる、はいだ画伯のクリーチャーが鎮座していたのです。
ここで特筆すべきは、隣にいた今井ゆうぞうさんのリアクションでした。子ども向け教育番組の生放送という絶対に取り返しのつかない状況下で、プロフェッショナルとして噴き出す笑いを必死に押し殺し、顔の筋肉を硬直させながら放った一言が状況を決定づけました。
「……しょうこお姉さんも、上手ですね……画伯!」
声を震わせ、目を泳がせながら懸命にフォローしようとするゆうぞうお兄さんの必死な姿と、自らの作品の異様さに気づきつつも淑やかに微笑むしょうこお姉さんの対比は、視聴者の腹筋を完全に崩壊させました。この数分間の映像は、単なる作画崩壊にとどまらず、二人の人間ドラマが凝縮された珠玉のエンターテインメントとして歴史に刻まれることになったのです。