Lisa『紅蓮華』が社会現象となった真実!誕生秘話と現在

Lisa『紅蓮華』が社会現象となった真実!誕生秘話と現在にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

『紅蓮華』を語る上で欠かせないのが、2019年末から2020年にかけて起きた2つのメディア的転換点です。その筆頭が、2019年『第70回NHK紅白歌合戦』への初出場でした。

かつてアニメソングは、サブカルチャーの枠組みとしてメインストリームの歌番組では一段低く見られる傾向が少なからず存在しました。しかし、紅白のステージに立ったLiSAは、背後のスクリーンに『鬼滅の刃』の迫真の映像を背負いながら、一切の小細工なしに生バンドのエネルギーと圧倒的な声量で会場を圧倒しました。お茶の間の高齢層から若年層までを一撃でねじ伏せたこのパフォーマンスによって、「アニソンの女王」という肩書は「日本を代表するロックボーカリスト」へと完全に塗り替えられたのです。

そしてもう一つの起爆剤となったのが、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』における『紅蓮華 - From THE FIRST TAKE』の公開です。ピアニスト・野間康介による伴奏一本をバックに、LiSAがマイクの前で精神を研ぎ澄まし、ブレス音や歌い出しの息遣い、瞳の揺らめきまでも露わにしながら歌い上げた一発撮りのパフォーマンスは、世界的な大反響を巻き起こしました。

当時、再生回数は瞬く間に数千万回を突破し、現在では1億回を大幅に超える伝説的な映像としてアーカイブされています。派手なオケや編集に頼らず、剥き出しの声だけで聴き手の涙腺を崩壊させたこの動画によって、LiSAのボーカリストとしての真の地力が世に証明されることとなりました。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest