西伊豆ダイビング事故の真相と原因|生存率を分けた現場の死角を検証

今注目を集めている 西伊豆ダイビング事故の真相と原因|生存率を分けた現場の死角を検証について、主要な情報をご紹介しています。

水難事故の報道に接した際、「初心者や無謀なダイバーが無茶をしたのだろう」と片付けてしまうのは大きな誤解です。実際には、100本〜300本以上の経験を持つ中堅・ベテランダイバーの死亡事故が多数報告されています。ここには、行動心理学における「正常性バイアス」と「同調圧力」が深く関わっています。

「これくらいの波なら過去にも潜れた」「自分だけエアの減りが早いと恥ずかしい」といった過信や見栄が、異変を察知した瞬間の判断を狂わせます。水中でバディと離れてロストした際、本来なら「1分探して見つからなければ安全に単独浮上する」というロスト対処法が基本原則であるにもかかわらず、深追いして捜索を続け、エア切れや減圧停止義務の違反(減圧症リスク)を招くケースが後を絶ちません。

また、形骸化したバディシステムも深刻な盲点です。名目上はペアを組んでいても、水中でカメラ撮影に熱中し、お互いの位置や残圧を一度も確認しないまま潜水しているダイバーが少なくありません。片方がパニックに陥った際、オクトパス(予備空気源)を供給できる距離(2秒以内に手が届く範囲)にバディがいないことが、救命の成否を分ける最大の要因となっています。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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