方違神社はなぜ方災除けで有名なのか?歴史とご祈祷・初穂料の真実
方違神社はなぜ方災除けで有名なのか?歴史とご祈祷・初穂料の真実とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。
方違神社を訪れた際に必ず手に入れておきたいのが、他社では決して見られない固有の授与品です。その代表格が「粽(ちまき)」と「御土砂(おすな)」です。
関西地方の祇園祭などで見られる粽と同様、方違神社の粽は食べる食品ではなく、「悪災を払い清めるための神聖な護符」です。境内の清らかな土と藁を用い、神職の祈りを込めて奉製されています。この粽は、引越し先の新居や現在の住まいの玄関の外側(あるいは内側の高い位置)、もしくは鬼門(北東)・裏鬼門(南西)の壁面に掲げて祀るのが古くからの習わしです。方角の災厄が家の中に侵入するのを水際で防ぐ結界の役割を果たします。
また、新築や造成工事、ガーデニングの土動かしに際して授与される「御土砂」は、敷地の四隅や気になる方角に撒いて清めるためのものです。土を掘り起こすことによって土地の神(土公神)の祟りを受けるとされる「土用期間」の工事であっても、この神砂を撒くことで障りを祓うことができると厚く信じられています。
授与所にはこれらに加え、常に身につけておける「方災除守」「道中安全守」「転居交通守」など、多種多様なお守りが揃っています。御朱印についても、三国の境界を象徴する優雅な印が押されたものが初穂料500円で授与されており、参拝記念として高い人気を博しています。