エアコンの冷房が効かない!買い替え前に知るべき原因と修理費用相場
話題沸騰中の エアコンの冷房が効かない!買い替え前に知るべき原因と修理費用相場について、主要な情報をご紹介しています。
ネット上のQ&AサイトやSNSで最も多く見られる致命的な誤解が、「エアコンのガスは車のガソリンのように、使っていれば年々減っていく消耗品である」という説です。これは完全な誤りです。エアコンの配管は密閉されたクローズドサーキット(密閉循環回路)であり、正常な状態であれば10年経過してもガスが自然に減ることは物理的にあり得ません。
もしガスが不足しているとすれば、それは経年劣化や設置時の施工不良、あるいは配管の腐食によってどこかに亀裂が生じている証拠です。典型的なエアコン冷媒ガス漏れの症状としては、以下の2点が挙げられます。
- 室外機の細い配管(液管)に真っ白な霜や氷が付着している:ガス圧が低下すると配管内の蒸発温度が氷点下まで異常降下し、空気中の水分が凍結します。
- 送風口から化学薬品のような異臭、または生臭いオイル臭が漂う:冷媒ガス自体は無臭ですが、配管内を一緒に循環しているコンプレッサー潤滑油(冷凍機油)が漏れ出すことで独特の油臭を発します。
もうひとつの見落とされがちな盲点が、結露水を排出する排水経路です。室内機の熱交換器で発生した結露水がうまく流れず、ドレンホースの詰まり解消がなされないまま放置されると、室内機の水受け皿(ドレンパン)に水が溢れます。最新鋭のエアコンには浸水センサーや水位検知フロートスイッチが内蔵されており、水漏れによる漏電事故を防ぐために冷房運転を自動停止して生ぬるい送風のみに制限する安全制御が組み込まれています。
ホース先端に泥蜂が巣を作っていたり、ヘドロやホコリが詰まっていたりしないか確認し、市販のサクションポンプ(ドレンつまり取りポンプ)で内部の異物を吸引することで、エラーが解除され冷房が復活するケースが現場では多発しています。