沢入国際サーカス学校の現在と閉校真相|学費・寮生活と卒業生の今
話題沸騰中の 沢入国際サーカス学校の現在と閉校真相|学費・寮生活と卒業生の今について、詳しいまとめをご紹介しています。
通学に便利とは言い難い群馬県みどり市東町沢入(旧勢多郡東村)に、なぜ日本屈指の本格派サーカス学校が生まれたのでしょうか。そこには、「旧沢入小学校の廃校活用」と、現代サーカス(ヌーヴォー・シルク)を日本に根付かせようとした西田敬氏の明確な計算がありました。
サーカスの訓練、とりわけ空中ブランコ(フライングトラピーズ)やエアリアルティシュー、綱渡りなどの練習には、天井高が最低でも7〜8メートル以上あり、吊り具の荷重に耐えうる強固な梁を備えた広大な空間が不可欠です。都市部でそうした民間物件を確保しようとすれば、莫大な賃料が発生し、学費が高騰して若者の夢を阻んでしまいます。
児童数の減少により1999年に閉校となった旧沢入小学校は、山間の静けさと天井の高い堅牢な体育館、そして宿泊所として転用可能な校舎を併せ持っていました。過疎化に悩む地元自治体にとっても、サーカスを通じた交流人口の拡大は渡りに船の提案でした。双方の利害が一致した結果、官民連携による日本唯一のサーカス・アーティスト養成所というユニークな挑戦が実を結んだのです。