なぜ東東京に人が集まるのか?下町カルチャーと再開発の最前線
なぜ東東京に人が集まるのか?下町カルチャーと再開発の最前線とは一体何なのか? 背景や要点を整理してお届けします。
東東京への移住を検討する際、最も関心を集めるのが家賃相場と治安の実態です。城南・城西エリア(目黒区、世田谷区、渋谷区など)と比較した場合、東東京のコストパフォーマンスは際立っていますが、区や路線ごとにその特性は大きく分かれます。
警視庁の公表統計をもとにエリアごとの治安実態を精査すると、「東東京は治安が不安」という過去のイメージは実態と乖離していることが分かります。錦糸町南口や上野駅周辺など、広域から人が集まる歓楽街では居酒屋トラブルや客引きへの注意が必要ですが、そこから徒歩5〜10分ほど離れた住宅密集地に入ると、犯罪発生件数は激減します。
蔵前に移住して3年目になる30代のグラフィックデザイナーは、現場での実感を次のように語っています。
「引っ越す前は夜道が暗いのではないかと懸念していましたが、個人経営の飲食店や工房の明かりが路地に灯り、夜遅くでも適度な人の気配があります。大手町まで自転車で15分ほど。西側に住んでいた頃と比べて家賃が2割ほど抑えられ、その浮いた資金をアトリエ兼住居のインテリアや制作活動に投資できています」