側頭筋マッサージの激痛は危険信号?たるみ・頭痛を防ぐ正しいほぐし方
側頭筋マッサージの激痛は危険信号?たるみ・頭痛を防ぐ正しいほぐし方に関する基本知識を初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。
側頭部に指を当てて軽く圧をかけただけで「痛くて触れない」と感じる場合、それは筋肉が限界まで緊張し、組織が酸欠状態に陥っているサインです。解剖学的に見ると、側頭筋は頭蓋骨の側面から下顎の突起にかけて扇状に広がる咀嚼筋(そしゃくきん)の一種。食事のときだけでなく、ストレスを感じた瞬間の「噛み締め」によって最も酷使される部位です。
側頭筋のこりの原因を追究すると、睡眠中やデスクワーク中に無自覚で行われるTCH(歯列接触癖)が浮き彫りになります。本来、安静時の人間の上下の歯は1〜3ミリ程度離れているのが正常ですが、集中時や精神的プレッシャー下では無意識に接触し続けます。歯が触れ合うだけでも側頭筋には持続的な筋緊張が発生し、乳酸などの疲労物質が蓄積。これが血管を圧迫して局所的な虚血状態を作り出し、神経を刺激する発痛物質(ブラジキニンなど)を放出させるため、側頭筋が痛い理由となる激痛が引き起こされます。
さらに、モニターを見続ける行為も追い討ちをかけます。眼球を動かす外眼筋の緊張は、三叉神経を介して側頭筋へと波及します。頭部側面の血行不良が定着すると、筋繊維の一部が硬くしこりのようになる「トリガーポイント」が形成され、触れただけで電撃のような痛みが走る悪循環が完成してしまうのです。