「子供が欲しくない」はおかしい?罪悪感を消し自分らしく生きる選択

「子供が欲しくない」はおかしい?罪悪感を消し自分らしく生きる選択に関するポイントを丁寧にまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。

日本における家族観の変遷を語る上で欠かせないのが、社会学者の上野千鶴子氏による分析だ。彼女は長年にわたり、近代家族規範や「母性神話」が女性や個人に強いてきた無償のケア労働、そして精神的重圧を鋭く批判してきた。伝統的な社会規範が押し付ける「親になるのが当たり前」という教条は、個人の多様性を押しつぶす役割を果たしてきたと言える。

ここでも社会心理学のアプローチが深い示唆を与える。人間は「誰もが同じ道を選ぶべきだ」という集団的同調圧力にさらされると、そこから外れる自分に対して強い異物感や罪悪感を覚えてしまう。しかし、社会規範そのものが時代遅れになりつつある現代において、「親にならない自由」を行使することは、個人の自律性を守る健全な防衛反応にほかならない。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest