「不要不急の外出」境界線はどこ?買い物や出勤の判断基準を徹底解説
「不要不急の外出」境界線はどこ?買い物や出勤の判断基準を徹底解説について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をご覧ください。
ネット上や日常会話でまことしやかに囁かれている認識の中には、専門家の見地から見て極めて危うい誤解や死角が複数存在します。
誤解1:「車での移動なら雨風に当たらないから安全」
暴風雨や大雪の際、「徒歩が危険なら車で行けば問題ない」と考えがちですが、これは重大な認識不足です。冠水した道路では、水深わずか30cmでマフラーから水が侵入してエンジンが停止し、ドアが水圧で開かなくなります。また、大雪時の車移動は、自車のスリップ事故だけでなく、前方の立ち往生に巻き込まれて数日間にわたる孤立・一酸化炭素中毒死の危険を招きます。車両であっても不要不急の移動回避対象であることに変わりはありません。
誤解2:「1人だけの散歩なら他人に迷惑をかけない」
感染症対策のロジックを台風や豪雪にそのまま当てはめるのは致命的な誤りです。台風時の強風による突風は、大人の身体を容易に数メートル吹き飛ばします。また、増水した河川や用水路の様子を見に行って流される事故は後を絶ちません。自分が被災すれば、極めて危険な暴風雨の中、警察や消防などの救助隊が二次災害のリスクを冒して出動することになり、結果として社会全体へ甚大な負荷を強いることになります。
誤解3:「今すぐスーパーへ行って1か月分を買い占めなければならない」
外出自粛の呼びかけを聞いた瞬間、パニックに陥ってスーパーの棚を空にするような過剰購買に走るケースが見られます。現代の物流網は、天候が回復すれば通常1〜2日程度で復旧するように設計されています。数日分の最低限のローリングストック(備蓄食料)があれば十分であり、パニックバイによる店舗の過密や食品廃棄は、かえって地域の防災力を低下させる要因となります。