バナナリパブリックのタグで暴く年代判別と価値!旧タグの秘密
バナナリパブリックのタグで暴く年代判別と価値!旧タグの秘密を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。
バナナリパブリックのネームタグは、ブランドの経営母体やコンセプトの転換期に合わせて大胆に姿を変えてきました。年代ごとの特徴を把握することが、バナナリパブリック年代判別における最初の一歩です。
ブランドを創業したのは、メル・ジーグラーとパトリシア・ジーグラー夫妻。世界各国の軍隊から買い付けたミリタリーサープラス品をリメイクし、旅情をそそるイラストカタログとともに販売したのが始まりでした。1983年にGAP社へ売却された後も、創業者がクリエイティブに関与していた1988年頃までは「サファリ&トラベル」の濃厚な世界観が維持されていました。この黄金期を象徴するのが、コレクター垂涎の的となっているバナナリパブリック80年代タグです。
80年代のタグには「BANANA REPUBLIC TRAVEL & SAFARI CLOTHING CO.」という正式名称が大きく織り込まれ、サファリハット、ジープ、ヤシの木、あるいは羽ばたく野鳥や星条旗などのイラストが緻密に描かれています。生地自体も厚手のサテン地やコットン地が使われており、タグ単体を見ても工芸品のような重厚感を放っています。さらに、創業の地である「Mill Valley, Cal.」や「SAN FRANCISCO」の地名が記されている点も見逃せない鑑識ポイントです。
1988年末に創業者夫妻が退陣すると、ブランドは急速にサファリ路線から脱却し、クリーンなビジネスカジュアルへと舵を切ります。1990年代に入るとタグからイラストや「SAFARI」の文字が完全に姿を消し、シンプルなテキストロゴへと変化しました。この時代を象徴するのがバナナリパブリック白タグです。清潔感のある白地にクラシックなセリフ書体で「BANANA REPUBLIC」と織り込まれたタグは、過渡期の良質な天然素材(ヘビーオンスのチノクロス、上質なリネン、堅牢なレザーなど)を用いた製品に多く見られ、バナナリパブリック90年代タグとして現在のヴィンテージ市場で再評価が進んでいます。
2000年代以降は、フォントがよりモダンでシャープなサンセリフ書体へと刷新され、タグのベースカラーも黒やネイビー、グレーへと移行しました。この時期からは海外生産へのシフトがほぼ完了し、首元のタグだけでなく内側のケアラベルによる判別が主流となっていきます。