「ポーズ」で終わらないヨガの核心、アーサナが心身を変える理由
今注目を集めている 「ポーズ」で終わらないヨガの核心、アーサナが心身を変える理由について、多角的な視点を整理して公開しています。
静止したポーズの探求と並行して、呼吸と動作を連動させる流動的なシークエンスも発展を遂げた。その象徴が太陽礼拝(スーリヤ・ナマスカーラ)である。一呼吸一動作で流れるようにポーズを連続させるこの様式は、体温を上昇させ、関節の可動域を広げるとともに、動く瞑想としての質感を帯びる。
このダイナミズムを厳格なシステムへと昇華させたのがアシュタンガヨガだ。一定のシークエンスを途切れなく実践し、特有の呼吸音(ウジャイー呼吸)と視線の固定(ドリシュティ)を同期させることで、実践者は強烈な熱量とともに深いトランス状態に似た集中力を獲得する。静と動、そのどちらのアプローチであっても、行き着く先は同じ意識の覚醒である。