お笑い第七世代はなぜ消えた?テレビ激減の真相と2026年現在の明暗を検証

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お笑い第七世代というフレーズの発端は、2018年12月に『M-1グランプリ』を史上最年少で制覇した霜降り明星のせいやが、自身のラジオ番組『霜降り明星のだましうち♫』内で「次の世代を自ら定義づけよう」と発言したことでした。これがバラエティ番組の企画として爆発的に拡大し、2019年から2020年にかけて一大ムーブメントを形成しました。

しかし、2021年秋から2023年にかけて多くの第七世代冠番組(『霜降りミキXIT』『7G〜SEVENTH GENERATION〜』など)が相次いで終了。大手民放プロデューサーや制作関係者の証言によると、急速なブーム終焉には以下の3つの決定的理由が存在していました。

  • テレビ局主導による過剰な「括り(くくり)消費」:実力やキャラクターが成熟しきる前にゴールデン特番やひな壇へ大量動員され、視聴者・タレント双方に疲弊感が蓄積した。
  • バラエティ番組の構造的ギャップ:昭和・平成スタイルの「ガヤ」「大声」「イジり・イジられ」を軸とする平場トークにおいて、第七世代特有の優しい脱力感やコンプライアンス意識が既存の番組フォーマットと噛み合わない場面が目立った。
  • コロナ禍特需の収束とテレビ広告費の構造改革:無観客収録や若年層向け編成の過渡期が過ぎ、各局が世帯・個人・TVer再生数をシビアに選別するフェーズへ突入した。

ブーム初期には「お笑い第七世代」とラベリングされるだけで番組企画が成立していましたが、2024年以降は芸人個人の突破力や専門性のみが問われる通常営業へと回帰。その結果、「枠」で起用されていた芸人のテレビ出演本数が大幅に減少する事態となりました。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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