プーパッポンカリーの虜になる理由!発祥の謎から本格レシピまで徹底解剖

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タイ料理といえば「トムヤムクン」や「ソムタム」のような激辛・酸味の強いメニューを連想する人が多いかもしれません。しかし、プーパッポンカリー(タイ語表記:ปูผัดผงกะหรี่/プー=蟹、パッ=炒める、ポンカリー=カレー粉)は、そうした固定観念を根底から覆す、まろやかで重厚なコクが最大の特徴です。

この料理の生みの親として知られるのが、1969年にタイ・バンコクで創業した名門シーフードレストラン「ソンブーン・シーフード(Somboon Seafood)」です。創業者の広東系華人シェフが、当時タイで一般的だった固焼きのカレー炒めに、中華料理の炒卵技法とエバミルク(無糖練乳)、そしてタイ特有の甘辛いエビ味噌入りチリペースト「ナムプリックパオ」を掛け合わせたことで誕生しました。

かつて日本の首相を務めた小泉純一郎氏が2003年のバンコク訪問時にソンブーンで舌鼓を打ち、その美味を絶賛したエピソードは政財界やメディアの間でも語り草となっています。中華料理の「火入れの妙」と東南アジアの「スパイス&ハーブ文化」が見事に融合した結果、世界中の美食家を唸らせる唯一無二のシグネチャーディッシュへと昇華したのです。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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