築地発の名門仲卸「山治」が豊洲でプロに選ばれ続ける絶対的理由

築地発の名門仲卸「山治」が豊洲でプロに選ばれ続ける絶対的理由の要点を詳しく解説してご紹介します。

山治を語る上で欠かせないのが、代表取締役社長を務める山崎康弘(やまざき やすひろ)氏の存在です。若くして市場の世界に身を投じ、現場のたたき上げとして魚の生態や身質を見極める目を研ぎ澄ましてきた山崎氏は、水産業界屈指のカリスマバイヤーとして知られています。

山崎社長の真骨頂は、単に「良い魚」を買うだけでなく、「料理人が求める理想の一皿」から逆算した仕入れを行う点にあります。刺身で提供するのか、焼き物にするのか、あるいは数日間寝かせて旨味を引き出すのか。取引先の調理法や客層、さらには店主の性格までも把握した上で、最適な一本を選び抜いて提案します。

「魚は工業製品ではない。海の状態、獲れた場所、締めた時間で一尾ごとに表情が全く違う」と語る山崎氏の哲学は、山治で働くすべてのスタッフに深く浸透しています。顧客の厨房に寄り添うパートナーとしての姿勢こそが、料理人たちが山治を離れない最大の理由となっています。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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